遺言書の作成・相談
遺言書の作成というと「うちには財産がないから?」といわれる方が結構いらっしゃいます。
資産家が遺言書で財産分けをするというイメージなんですね、テレビやドラマの影響でしょう。
ところが、現実を見てみると財産があまりないほど、いざ相続の時にもめてしまうことになりがちです。
つまり、「財産がないから遺言書はいらない」
ではなく、余計にしっかりと用意しないといけないモノなのです。
そして、これもまた誤解が多い部分なのですが
実は遺言書というのは誰でも簡単に作ることが出来ます。(もちろん法的にも有効に)
当事務所に相談頂ければ実態に合わせてスムースにお作り頂けます。
ですが
要領さえ知ってしまえばご自分でも容易に作ることも出来ます。
ここで覚えておいて頂きたいのは「遺言書によって自分の意思を伝える=残す」
ことが出来るということです。
「故人の遺志が残されていれば、それを尊重することによって遺族がもめずに済むのに」
と思うようなことが少なくありません。
財産分けはこの意思を伝えるということの一部分にしか過ぎないのです。
自分の死を悲しんでくれる人のために遺言書を書いて下さい。
これは年齢とか寿命とか財産とかでどうこうというものではなく自分にとって
大切な人がいる全ての人にお願いをしたいところです。
そして年に一度、見直して書き換えてゆくようにして頂くとより良いと思います。
(遺言書は何枚書いてもOKです。常に一番新しいもののみが有効となります)
自分の生きている環境を見直す=自分の感謝の棚卸しをするということが
自分の人生にとって、とても有意義なことだと思われます。
ぜひ
遺言書は財産分けのための道具に留まるものではないということを銘記下さい。